丸亀城「城泊」 来月１日予約開始 ２人１泊１２６万５０００円 専用ＨＰ開設、体験動画も
丸亀市は23日、香川県丸亀市一番丁の丸亀城三の丸にある延寿閣別館で7月から実施する「城泊」について、泊客希望者の予約受け付けを5月1日から開始すると明らかにした。料金は1泊2日、2人利用の基本パッケージで126万5千円。予約開始に先立ち、24日には専用ホームページ（HP）を開設する。
延寿閣別館の宿泊スペース（資料）
宿泊予約は専用HPのみで受け付ける。基本パッケージには、大手一の門での出迎え太鼓演奏、延寿閣別館での夕食、天守でのナイトラウンジ（以上1日目）、中津万象園（丸亀市中津町）での朝食、うちわ製作体験、せん茶体験（以上2日目）が含まれる。これとは別にボートレースナイター観戦、本島歴史文化体験などオプションメニューも順次開発している。
中津万象園でのせん茶体験（資料）
定員は最大4人。1人追加ごとに中学生以上13万2千円、小学生6万6千円、未就学児4万4千円、3歳以下無料とした。
専用HPには、城泊をイメージできる動画（約5分）をアップ。日本城郭協会理事を務める外国人ら2人を招いた城泊体験をまとめたもので、基本パッケージに沿って行程を紹介。「石垣の名城」で味わう非日常の魅力を感じることができる。
併せて、城泊開始を祝うオープニングセレモニーの概要も公表。5月21日午前11時から延寿閣別館の東側敷地に関係者約70人を招き、テープカットや内覧会を行う。また、6月21～23日の3日間、各日午前と午後の計2回に分けて延寿閣別館の一般見学会を開く。予約不要。参加無料。
城泊について、市では2021年から市観光協会も交えて協議。延寿閣別館の耐震改修などを行い、準備を進めてきた。同日の定例会見で松永市長は「城泊を機に丸亀に関心を持ち、訪れる人が増えてくれれば」と話した。
（四国新聞・2024/04/24掲載）