香川県高松市出身の音楽家・岡野弘幹さん(59)=大阪府=が18日、音楽舞台「第8回響命~宙への祈り~Ⅱ 高松公演」を高松市の栗林公園掬月亭前の特設ステージで行う。岡野さんがインディアンフルートの情緒ゆたかな音色を響かせ、弦楽器「ライアー」や舞などのアーティストと共に宇宙を連想させる壮大な世界観を表現する。


「第8回響命~宙への祈り~Ⅱ 高松公演」のチラシ


 岡野さんは世界の民族楽器と自然の音、エレクトロニック・サウンドを融合させた環境音楽の第一人者。2017年の「第41回全国育樹祭香川」で音楽監督を務めた。命の響きをテーマに著名な社寺や世界の自然遺産などで行う舞台「響命」をライフワークとしている。
 今回は古事記に登場する天地創造神「アメノミナカヌシ」から着想を得たエネルギッシュな舞台を繰り広げる。ライアーの安らかな音色や直径約150センチのゴングが織りなす荘厳な響きなどで神への感謝や祈りを表現する。
 岡野さんは「命が共鳴し合った美しい状態を楽しんでもらえれば」と話している。
 午後3時と同5時開演。観覧は無料だが、栗林公園の入園料が必要。問い合わせは栗林公園観光事務所、電話087-833-7411。

(四国新聞・2024/05/01掲載)



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