香川ゆかりのプロ奏者を中心につくる管弦楽団のコンサート「樂藝賓(がくげいひん)オーケストラプロジェクト」が4日、香川県高松市のサンポートホール高松で開かれる。指揮を同市のクラリネット奏者で香川音楽連盟理事長の石川孝司が務め、バッハやベートーベンら幅広い層が楽しめるクラシック曲を響かせる。


石川孝司

石川孝司


 県内でジルベスターコンサートなどを開く一般社団法人「樂藝賓」が、県民に質の高い演奏を届けようと初めて企画。指揮の石川は高松一高で長年教壇に立ち、指導に当たった同校吹奏楽部は全国大会に11回出場した。
 今回出演する「樂藝賓オーケストラ」は、東京都や愛知県で活躍する県出身者ら25人で構成。コンサートマスターは中部フィルハーモニー交響楽団常任客演コンマスの平光真弥が務める。
 プログラムは9曲。前半はバッハの「G線上のアリア」やバルトークの「ルーマニア民族舞曲」などポピュラーな楽曲を集めた。メインはベートーベン初期の代表作「交響曲第1番」などで、石川の情熱的なタクトで躍動感あふれるシンフォニーが楽しめそうだ。樂藝賓は「クオリティーの高い演奏を体感してほしい。今後も継続して開催できたら」としている。
 午後2時開演。会場は第1小ホール。入場料3千円(前売り2500円)。問い合わせは事務局、電話090-5277-6382。

(四国新聞・2024/05/02掲載)



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