集大成のスイングを SWJO30周年コンサート 来月15日、高松 米国代表するドラマー招く
香川県高松市を拠点に活動する「スウィンギン・ワンダーランド・ジャズ・オーケストラ(SWJO)」の結成30周年記念コンサートが6月15日、同市のサンポートホール高松で開かれる。ゲストに米国を代表するドラム奏者と日本の第一線で活躍するミュージシャンを招へい。バンドマスターの関元直登さんは「最高のゲストと共に、ダイナミックなスイングを楽しんで」と呼びかけている。
SWJOは香川のジャズ文化振興と若手育成を目的に1991年に結成。スイングする音楽を目指し、県内だけでなく米国など海外で公演を重ねてきたほか、2018年にはニューヨークのジャズクラブ「バードランド」でもライブを成功させた。
30周年のコンサートは新型コロナウイルス禍で延期して開催。ゲストは米国を代表するビッグバンド「カウント・ベイシー・オーケストラ」の元リーダーで、SWJOと交流があるデニス・マクレルさん(ドラム)を招く。国内トップベーシストの安カ川大樹さんと、黒田敦司さん(ボーカル)、藤井孝紀さん(ピアノ)ら実力派も加わる。
プログラムは2部構成。1部はオーケストラピットを活用して小編成でスタンダードナンバーを奏でる。客席とステージの高さが近く、ジャズクラブさながらの雰囲気を演出する。
ゲストと共演する2部は約20人の大編成で「シャイニーストッキング」や「パリの4月」を演奏。ドラム奏者マクレルさんの動と静が際立つ華やかなパフォーマンスや、SWJOの持ち味であるスイングが楽しめそうだ。
午後6時開演。会場は大ホール。入場料は一般4千円(前売り3千円)ほか。割引制度もある。問い合わせは事務局、電話087-866-7377。
(四国新聞・2024/05/20掲載)