文学の魅力、多角的に 菊池寛記念館 ６月１日から文芸講座
さまざまな角度から文学を学ぶ本年度の菊池寛記念館文芸講座が、6月1日から香川県高松市昭和町のサンクリスタル高松で開かれる。来年3月まで計10回の講座を予定し、香川県内外の研究者ら10組11人の講師が古典や小説など幅広い分野から文学を掘り下げる。
2024年度菊池寛記念館文芸講座
講座は菊池寛を顕彰するとともに地域文芸の振興を図ろうと、市と菊池寛顕彰会が毎年開いている。
今年は講師の半数が新たな顔ぶれ。このうち、神戸大大学院人文学研究科専任講師の田中智子さんは、放送中のNHK大河ドラマで注目を集めている「源氏物語」の魅力を解説。長谷川町子美術館長の川口淳二さんらは、「サザエさん」原作者の長谷川町子の原稿へのこだわりなどについて話す。
開講日と各回の内容、講師は別表の通り。いずれも午後1時半から。会場はサンクリスタル高松3階第1集会室か視聴覚ホール。定員は先着60人（視聴覚ホールは200人）で、希望者は直接会場へ。受講無料。問い合わせは同館、電話087-861-4502。
（四国新聞・2024/05/30掲載）