香川県小豆郡小豆島町西村のオリーブビーチで7日、海開きがあった。夏本番を思わせる青空が広がる中、地元の子どもたちは一斉に海に駆け込み、「青くてきれいで海は最高」「冷たくて気持ちいい」などと歓声を上げながら、初泳ぎを楽しんだ。


歓声を上げながら砂浜を駆け抜け、一斉に海に入る子どもたち=小豆島町西村、オリーブビーチ

歓声を上げながら砂浜を駆け抜け、一斉に海に入る子どもたち=小豆島町西村、オリーブビーチ


 海開きは「オリーブビーチ海水浴場組合」(武山尚司組合長)が行い、大江正彦町長や地元自治会、小豆署などの関係者合わせて約80人が参加。神事でシーズン中の安全を祈願し、武山組合長が「県などから最高水質の『AA』の評価をいただいた。これからも安全できれいな海水浴場の運営に努めていく」とあいさつした。
 その後、地元の小学生ら約40人が水しぶきを上げながら一斉に海に飛び込み、友達と水をかけ合うなどして海水浴を満喫した。家族5人で訪れていた星城小5年の浜田尊光さん(10)は「きれいな海で泳ぐのは気持ちいい。ごみは持ち帰るなど、自分にできることを続けて、きれいな海を守っていく」と話していた。
 この日は、小豆署と小豆島海上保安署、小豆島東消防署による水難救助訓練も行われ、おぼれた人の救助や人工呼吸などの救命措置を行った。地元ボランティアも協力し、水辺での注意点や熱中症対策のポイントを記したチラシを海水浴客らに手渡した。

(四国新聞・2024/07/08掲載)



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