開業4周年を迎えた四国水族館(香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁)は、同館の公式ガイドブックを初めて製作、販売を始めた。同館スタッフが執筆を担当し、運営にかける思いまで披露。来館記念として重宝される一冊となりそうだ。


四国水族館が初めて製作した公式ガイドブック「四国水景めぐり」

四国水族館が初めて製作した公式ガイドブック「四国水景めぐり」


 今回製作したガイドブック「四国水景めぐり」は、6人のスタッフが中心となって記事の執筆や写真撮影、レイアウトなどを行った。館内をエリアごとに案内し、飼育する水生生物と四国の関わりなどを解説した。
 館内最大の水槽「綿津見(わたつみ)の景」は、水量約650立方メートルの水圧に耐えるため、厚さ約40センチもあるクリアパネルを使用。「人鳥(ぺんぎん)の景」で展示するのは南アフリカに生息するケープペンギンだが、かつて高知の漁師は魚と一緒に釣れたペンギンを連れ帰りペットにしていたことがあるというエピソードも紹介している。
 A5判30ページ、オールカラー。イルカ棟1階のインフォメーションで販売している。価格は300円。同館は「水族館をもっと知り、親しんでもらうためのツールになれば」としている。
 同館は2020年6月1日にグランドオープン。四国の豊かな水景再現をコンセプトに、約400種1万4千匹の水生生物を飼育している。

(四国新聞・2024/07/09掲載)


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