瀬戸内の夏、さらに熱く さかいで大橋まつり、きょう開幕
街を熱く盛り上げる真夏の祭典「第59回さかいで大橋まつり」(坂出まつり協賛会主催)が3日、香川県坂出市元町のJR坂出駅前ハナミズキ広場などを会場に開幕する。今年も、市内中学校吹奏楽部などが中心市街地を行進する「瀬戸大橋パレード」(3日)や、27団体が華やかな踊りを披露する「総おどり」(同)、地域のプライドがぶつかり合う「太鼓台競演」(4日)などのプログラムがにぎやかに行われる。11日には坂出港で「海上花火大会」を開催。4千発の大輪の花がフィナーレを飾る。
瀬戸大橋パレード(3日午後4時から)
まつりの開幕を告げる瀬戸大橋パレード。3人の坂出かけはし大使を先頭に、市内4中学校の吹奏楽部や県警音楽隊、坂出ボーイスカウト・ガールスカウトなど、九つの団体が参加。市民ホール前からハナミズキ広場にかけての駅前通りを練り歩く。
おどり1部(3日午後4時45分から)、2部(同6時20分から)
1部の「自由連」には12団体約300人が出演。ロックダンスやよさこいなど、型にはまらないダンスを披露する。2部の「総おどり」は27団体約2700人が参加。浴衣や法被といったそろいの衣装に身を包み、「坂出小唄」に乗せ、華やかに舞い踊る。
土曜デー(3日午後6時から)
坂出商店街で行われるまつりの協賛事業。市内の名店・日の出製麺所のうどん(午後4時から限定200食)をはじめ、フライドポテトやクレープなど、約20店が飲食ブースを連ねる。輪投げや金魚すくい、射的といったゲームコーナー、将棋交流会などもあり、昔懐かしい縁日の雰囲気を楽しめる。
太鼓台競演(4日午後6時から)
1986年の初開催以来34回目。初回から全て登場している東梶太鼓台や、今回で出場30回目の節目を迎える川津太鼓組など、市内各地域から10台が参加。高さ約5メートル、重さ約2トンの太鼓台が横一線に並び、雄々しいかけ声とともに圧巻のパフォーマンスを見せる。
11日午後8時から「海上花火」 橋に咲く4000発
まつりを締めくくるのは恒例の「海上花火大会」。11日午後8時から約30分間にわたり、坂出港を打ち上げ場として実施される。ライトアップされた瀬戸大橋を背景に、4千発の花火が夜空を焦がす。
今年は5部で構成。第1部は花火に加え、レーザーと音楽、花火のコラボレーションが楽しめる。第4部では、花火の原点といえる「菊」や「牡丹(ぼたん)」をかたどった大輪の花が咲き乱れる。最終第5部は、10号玉を10連発で打ち上げるほか、全幅約250メートル、最高到達点450メートル超の「大空中ナイアガラ」で絢爛(けんらん)豪華に幕を下ろす。
周辺道路は午後6時~同9時半に車両の交通規制を行い、両景橋では午後7時20分~同8時半に歩道通行を禁止する。荒天の場合は中止となる。
(四国新聞・2024/08/03掲載)