香川県内二つの大名庭園を紹介するパンフレット「大名庭園めぐり おすすめスポット」が完成した。栗林公園(高松市)と中津万象園(丸亀市)が取り組むコラボレーション企画の第2弾で、両園の特徴や魅力を一目で分かるように掲載。高松松平家、丸亀京極家がそれぞれ築いた歴史ある庭園を見比べながら楽しめる。


栗林公園と中津万象園の魅力を紹介するパンフレット

栗林公園と中津万象園の魅力を紹介するパンフレット


 両園とも江戸時代に造られた池泉回遊式の大名庭園で、橋や松、飛石、茶室など共通するスポットも多いことから、運営する県と中津万象園保勝会が両園の魅力を一緒に発信し、誘客につなげる連携事業に取り組んでいる。コラボグッズは両園の入園券を貼り付けるなどして楽しむ昨年3月の「大名庭園めぐり帳」に続いて企画した。
 第2弾のパンフレットは携帯しやすいA4判三つ折り。表面に両園へのアクセスや概要、中面に両園とも5カ所ずつのお薦めスポットを園内マップとともに掲載した。
 特に中面は、弧を描くような形が特徴的な偃月橋(えんげつきょう)と邀月橋(ようげつばし)、樹形が素晴らしい鶴亀松と千代の傘松(大傘松)、茶室の掬(きく)月亭と母屋といった具合に栗林公園と中津万象園のスポットを対比させ、共通マークを添えて紹介することで、大名庭園めぐりならではの楽しみ方を提案している。
 パンフレットは両園受け付けなどで無料配布している。問い合わせは栗林公園観光事務所、電話087-833-7411。

(四国新聞・2024/08/14掲載)


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