言葉の魅力、歌声にのせ 声楽家中川香里(高松出身)独奏会 25日・さぬき
香川県高松市出身の声楽家中川香里(メゾソプラノ)のコンサートが25日、さぬき市鴨庄の源内音楽ホールで開かれる。さまざまな感情を言葉に込め、親しみやすい日本歌曲やオペラの名曲を歌い上げる。
中川は高松一高を経て国立音楽大、同大大学院を修了。二期会会員として東京を拠点にオペラ出演などを重ねている。今回は同ホールが県ゆかりの演奏家を紹介する「ニューアーティストリサイタル」として実施する。
プログラムは武満徹の「小さな空」や歌曲集「愛する歌」(作曲・木下牧子/詩・やなせたかし)など17曲。日本の歌を数多く集めたのが特徴で、「声楽の一番の魅力は言葉であり、レパートリーの中からより等身大で歌える曲を選んだ」と話す。シンデレラを題材にしたフランスのオペラ「サンドリヨン」の曲など、演奏機会の少ない作品も取り上げる。
大学の同級生でソプラノの斉藤真歩(神奈川県出身)との二重唱や、妹でピアニストの中川愛梨の独奏もある。
午後2時開演。入場料は千円。問い合わせは同ホール、電話087-894-1000。
(四国新聞・2024/08/22掲載)