ドボルザーク華やかに KJO、高松で25日定演
香川県内の小中高生らでつくる「かがわジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ(KJO)」の第23回定期演奏会が25日、高松市玉藻町のレクザムホールで開かれる。今回はドボルザークの代表作「チェロ協奏曲」や「交響曲第9番 新世界より」の華やかな演奏で研さんの成果を披露する。
KJOは2001年に発足した青少年管弦楽団で、主に県内在住の小学3年~高校3年の約60人が在籍。8月上旬には台湾の桃園市を訪れ、現地の高校生と共演するなど、音楽を通じた国際交流にも取り組んでいる。
プログラムはモーツァルトの「ディベルティメント」を含め3曲。このうち、楽団初挑戦となる「チェロ協奏曲」では、ソリストにNHK交響楽団チェリストの市寛也さんを招き、癒やしあふれるメロディーを奏でる。同曲でコンサートマスターを担当する大手前高2年の平井裕啓さんは「チェロとの掛け合いが魅力的な曲。1年間の練習の成果を聴いてほしい」と意気込んでいる。
編成は卒団生や指導者を含めた約90人で、指揮は県文化芸術選奨を受賞した松下京介さん(さぬき市出身)が務める。
午後2時開演、会場は大ホール。入場料は一般1500円ほか。問い合わせは同ホール、電話087-823-5023。
(四国新聞・2024/08/22掲載)