香川県高松市番町の市埋蔵文化財センター2階で、24年度前期展「お城de迷路」が開催されている。同市内にある屋嶋城、勝賀城、高松城の三つの城に関するパネルと、それぞれの時代に関連する土器や貨幣などの出土品が展示され、高松の歴史を楽しみながら学ぶことができる。27日まで。


屋嶋城、勝賀城、高松城と関係する土器などが並ぶ「お城de迷路」=香川県高松市番町、市埋蔵文化財センター


 勝賀城跡が2月に国史跡に指定されたことを記念し、3城の歴史について知り、今後どう残すかを考えてもらおうと開催。展示室を迷路風に区切り、古代の屋嶋城、中世の勝賀城、近世の高松城を経て、現代にたどり着く設定になっている。
 時代ごとに土器などの出土品約160点も展示、人々の生活の移り変わりも知ることができる。さらに、近年の発掘調査で判明した情報を基に、勝賀城をCGで再現。ロマンあふれる想像図を見ようと、お城ファンも多く訪れている。
 観覧無料。問い合わせは高松市埋蔵文化財センター、電話087-823-2714。

(四国新聞・2024/09/04掲載)



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