香川県高松市の玉藻公園にある国の重要文化財「披雲閣」が芝居小屋となる「マエカブ演劇フェスティバル2024」が14、15の両日開かれる。今回は関東や九州から約20組の劇団、演者が集結。コメディーやラブストーリーなど多彩なジャンルの作品を披露、観客に笑顔あふれるひとときを提供する。


熱のこもった演技を見せる昨年の公演の様子=香川県高松市玉藻町、披雲閣

熱のこもった演技を見せる昨年の公演の様子=香川県高松市玉藻町、披雲閣


 坂出、高松の両市を拠点に活動する「株式劇団マエカブ」が主催。今年は「蘇鉄の間」「桐の間」など五つの部屋を舞台に、各組20分程度の寸劇を披露する。上演本数は2日間で約80本に上る。
 県内からはマエカブをはじめ、「ユニット ケモノミチ」「劇団SANBA―BA」「チクタクノイズ」の4組が出演。このほか、ギャグ漫画を演劇化したような「劇団ヒロシ軍」(長崎)や、全国的に注目を集める実力派の「空宙空地」(愛知)ら演者が登場する。
 劇団の垣根を越えた特別企画も。最終日には、一つの恋物語をさまざまな出演者が即興で演じ、リレー形式でつないでフィナーレを飾るという。マエカブ代表の岡田敬弘さんは「新しい笑いの場を展開し、演劇に興味を持ってもらう機会にしたい」と話している。
 14日は午前11時、15日は同10時開演。1日券は一般3300円ほか(小学生以下無料)、2日通し券は同5500円。タイムテーブルやチケットの購入方法はマエカブの公式サイト参照。問い合わせはマエカブ、電話090-7572-6104。

(四国新聞・2024/09/12掲載)


第12回マエカブ演劇フェスティバル2024



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