国際的に活躍する高松市生まれの実力派チェリスト・宮田大のリサイタルが6日、香川県観音寺市観音寺町のハイスタッフホール大ホールで開かれる。今回は古典からジャズまで幅広い楽曲でチェロの醍醐味(だいごみ)を伝える。


宮田大(右)とジュリアン・ジェルネ

宮田大(右)とジュリアン・ジェルネ


 宮田は2009年に「ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール」で日本人として初優勝。小澤征爾ら世界的な演奏家や海外のオーケストラと共演を重ね、近年は国際コンクールの審査員も務める。
 プログラムは6曲。切ない響きが特徴のマルチェッロ「オーボエ協奏曲」をはじめ、ドボルザーク「私にかまわないで 4つの歌曲作品82第1曲」など歌曲もチェロで聴かせる。後半に取り上げるカプースチンの「チェロソナタ第2番」は演奏機会が少なく、ジャズとクラシックが融合したユニークな作品という。
 ピアノは長年共演している盟友のジュリアン・ジェルネが担当。宮田は「私とジェルネの音の対話を楽しんで」と話している。
 かがわ文化芸術祭の参加公演。午後3時開演。入場料は一般4500円ほか。問い合わせはハイスタッフホール、電話0875-23-3939。

(四国新聞・2024/10/03掲載)



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