かがわ県産品コン知事賞に4点 骨のあるヤツ!多高のハマチゃん!、せとうち焼き菓子116、せとうち讃岐・大地のうつわ Loci ロキ~Ajiシリーズ~、おはしで食べるオリーブ(佃煮)
優れた県産品を表彰する「かがわ県産品コンクール」の2024年度入賞産品が決まった。最優秀の知事賞4点には、食品部門でおがた食研(坂出市)の「骨のあるヤツ!多高のハマチゃん!」、菓子・スイーツ部門でかねすえ(高松市)の「せとうち焼き菓子116」、一般部門はアートスペースにしくみ(三木町)の「せとうち讃岐・大地のうつわ Loci ロキ~Ajiシリーズ~」、オリーブ部門では蒼のダイヤ(多度津町)の「おはしで食べるオリーブ(佃(つくだ)煮)」が輝いた。
コンクールは全国に魅力を発信できる県産品を掘り起こすのが狙い。22回目の今回は4部門に計106点の応募があった。内訳は食品31点、菓子・スイーツ26点、一般35点、オリーブ14点。審査の結果、知事賞と優秀賞各4点を選んだ。
多度津高生と連携して開発、製造した骨のあるヤツ!多高のハマチゃん!は、産業廃棄物として処理されるハマチの背骨を商品化。骨までまるごと食べることができるほか、栄養価が高く、常温保存も可能。
せとうち焼き菓子116は、瀬戸内海に浮かぶ県内116の島々を四角すいで表現した。県産の小原紅早生(おばらべにわせ)みかんやレモンを使用し、爽やかな味わいとなっている。芸術的なパッケージデザインも評価された。
庵治石の石粉を50%以上使ったせとうち讃岐・大地のうつわ Loci ロキ~Ajiシリーズ~。廃棄される石粉を有効活用し、陶器と磁器の良さを併せ持つ。洗練されたデザインで、機能性も高い。
おはしで食べるオリーブ(佃煮)は、多度津町産オリーブの新漬けを地元住民らが調理した。ちりめんじゃこなどオリーブ以外の具材も県産品が中心で、ご飯のお供や酒のさかなにお薦め。
1日に県庁で表彰式があり、池田豊人知事らが受賞者に賞状のほか、サヌカイトを用いた記念盾などを手渡した。入賞産品は、高松市の栗林公園内のかがわ物産館「栗林庵」で同日から随時販売を開始し、県ホームページなどでもPRする。
せとうち焼き菓子116は今月中旬ごろから販売を開始するほか、現在、在庫切れとなっているおはしで食べるオリーブ(佃煮)は11月下旬ごろから再販予定。
知事賞以外の入賞作品は次の通り。
【優秀賞】食品「いりこ油うどん」(瀬戸内讃岐工房)▽菓子・スイーツ「さぬき もも和香」(乃だや)▽一般「hinokit さぬきの組み木パズルシリーズ」(木工教室 癒楽木)▽オリーブ「OLIVE LEAF SABLE」(ルーヴ)
(四国新聞・2024/10/03掲載)