ニッカリ青江、3年ぶりに 丸亀で公開展 あすから、イベント満載
丸亀市は12日から11月17日まで、香川県丸亀市一番丁の市立資料館でニッカリ青江公開展「かがやく日本刀の饗宴(きょうえん)」を開催する。京極家伝来の日本刀「ニッカリ青江脇指(わきざし)」をはじめ、さまざまな時代や産地の名刀、刀剣を彩った刀装具など約70点を展示。併せて、オンラインゲーム「刀剣乱舞」とのコラボレーションなど多彩な企画で盛り上げる。
ニッカリ青江の公開は3年ぶり。前回は新型コロナウイルス対策として入場制限をした中、同資料館には1万1千人が来館するなど大勢の刀剣ファンらが市内に詰めかけた。
今回も多彩な企画を用意。「刀剣乱舞」とのコラボでは、ミュージカルと舞台で「にっかり青江役」をそれぞれ演じる新木宏典さんと佐野真白さんのメッセージ動画を、市公式ラインで配信。ニッカリ青江や公開展の魅力を熱く語っている。
同資料館では、2階ギャラリーに新たに描き下ろした擬人化キャラの刀剣男士「にっかり青江」の等身大パネルを設置。27日と11月2日には各日2回、日本刀の鑑賞ポイントを解説する「日本刀入門講座」を開く。定員は各回先着15人。
市観光協会も「ニッカリ青江公開プレミアムキャッスル」と銘打ち、地域を挙げてのイベントを展開。土日、祝日に丸亀城や中津万象園、四国水族館(宇多津町)などを結ぶ「丸亀周遊ニッカリバス」を運行するほか、金、土、日曜日には丸亀城の大手一の門で公開展にちなんだ弁当やケーキなどを販売(3週間前から要ネット予約)する。
このほかにも、スタンプラリーや刀剣男士「にっかり青江」のラッピング自動販売機を設置するなどし、訪れたファンを楽しませる。
市立資料館の入館料は一般700円(18歳以下、65歳以上など無料)。問い合わせは丸亀市立資料館〈0877-22-5366〉、または丸亀市観光協会〈0877-85-5852〉。
(四国新聞・2024/10/11掲載)