チェロ、尺八、ピアノ、箏の音色を楽しむコンサート「大森健一とその仲間たちによるチェロの名曲と和楽器の響き」が24日、香川県さぬき市鴨庄の源内音楽ホールで開かれる。和洋混成アンサンブルユニットに地元箏奏者が加わり、クラシックや民謡、現代音楽まで幅広い楽曲を届ける。


大森健一(チェロ)

大森健一(チェロ)


大賀悠司(尺八)

大賀悠司(尺八)


山本菜摘(ピアノ)

山本菜摘(ピアノ)


青木香璃(箏)

青木香璃(箏)


 地元で質の高い演奏会開催を目指す団体「東かがわ市コンサート協会」(原彪会長)が主催。チェリストの大森は第18回日本演奏家コンクール弦楽器部門第2位(1位なし)になるなど、さまざまな大会で活躍。大森と尺八の大賀悠司、ピアノ・作編曲の山本菜摘の3人で結成した「吹鳴(すいめい)」は、関東を中心に全国で演奏活動を行い、日本の伝統音楽の魅力を発信している。
 箏奏者は現代音楽も得意とする高松出身の青木香璃。和洋を組み合わせた曲を多く発表している作曲家マーティン・リーガンの「花が舞う」を箏とチェロで表現する。
 また、ベートーベンの「悲愴ソナタ第2楽章」はチェロ、尺八、ピアノの三重奏にアレンジし、暗さと情熱が織りなす美しい旋律を奏でる。このほかジブリ音楽などもあり、世代を超えて楽しめる時間となりそうだ。
 かがわ文化芸術祭2024の参加公演。午後2時開演。入場料は一般2千円ほか。問い合わせは同協会、電話090-8699-3434。


(四国新聞・2024/11/21掲載)


源内音楽ホール



関連情報