時と場テーマ、日米の感性 県×東京芸大が連携 四国村で現代美術展 瀬戸内国際芸術祭2019
県と東京芸術大学などが連携して行う展覧会「流れる瞬間、うつろう場所 Place out of Time」が19日、高松市屋島中町の四国村で始まった。同大と国際共同プロジェクトを進めているシカゴ美術館付属美術大学の学生らも出品しており、日米などそれぞれの感性がうかがえる個性的な作品の数々が楽しめる。11月4日まで。
県は、2001年度から東京芸大との連携事業を実施。今回は四国村を舞台に、日本や米国など異なる文化を背景に現代美術を学ぶ学生らが22点の作品を制作した。出展は両校の大学院生と教員を含む22人で、瀬戸内国際芸術祭2019の公式作品として展示する。
同日、オープニングセレモニーが行われ、浜田知事や東京芸大の保科豊巳副学長、シカゴ美術館付属美術大のポール・コフィ副学長らが出席。知事は「ぜひ多くの皆さまにご来場いただき、存分にご堪能いただければ」とあいさつした。
その後、出品作家による作品ガイドツアーも行った。シカゴ美術館付属美術大のオリビア・アロンソ・ゴウさんは、自ら撮影した写真を短冊にした風鈴を制作。高松の人にも話を聞くなどしたそうで、「一人一人の思い出がとても面白かった。自然の豊かさや美しさの中で制作でき、いい思い出になっている」と話した。
(四国新聞・2019/08/20掲載)
(四国新聞・2019/08/20掲載)
四国村
所在地 | 香川県高松市屋島中町91 |
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営業時間 | 08:30~18:00 |
TEL | 087-843-3111 |