坂出の夜 温かく彩る あすから光輝里フェス 過去最多、16万個のLED
冬の夜空をイルミネーションの明かりで彩る「2024さかいで光輝里(ひかり)フェスティバル」が12月1日、香川県坂出市元町のJR坂出駅周辺で開幕する。中心市街地を過去最多となる約16万個の発光ダイオード(LED)で照らし、市街地を温かく包み込む。
同フェスは街のにぎわい創出などのため、市などでつくる実行委が2002年から毎年開催しており、冬の風物詩として定着。市民広場とハナミズキ広場で今年も市民団体や高校、企業などが趣向を凝らしたイルミネーションを施す。
27、29両日には夕方から試験点灯を行い、照明の設置状況などを確認した。市民広場のシンボルツリー・ヒマラヤ杉は、白と青のLEDで降り積もる雪をイメージした装いに。常設ステージ周辺に設置する波を表現した青いライトの前には高さ2メートル超、長さ約8メートルのトンネルが初登場。ハナミズキ広場にある木々も、星や雪の結晶をかたどった装飾が施され、クリスマスムードを演出している。
実行委事務局の市都市整備課は「イオン坂出店の一時閉店で、明かりが少なくなった中心市街地の夜を盛り上げるイベントになれば」としている。
開催期間は来年1月5日までで、点灯時間は午後5時~同10時(12月31日のみ翌朝6時まで)。初日の1日は午後3時から、市民広場で点灯式を兼ねたイベントがあり、キッズダンサーのステージやシンガー・ソングライター優希亜さん(坂出高卒)のクリスマスライブなどを行う。
(四国新聞・2024/11/30掲載)