高松空港 香港線週5往復に増便 訪日客好調、10月27日から
香港の格安航空会社(LCC)・香港エクスプレスは20日、高松―香港線について冬ダイヤとなる10月27日から、現在の週4往復を5往復に増便すると発表した。インバウンド(訪日外国人客)を中心に需要が好調なことなどから判断した。期間は来年3月28日までの予定。
香港線は2016年7月に週3往復で就航。その後増便して現在は日、月、水、金曜の週4往復運航しており、木曜便を新たに加える。高松空港では昨春の民営化に伴って国際線ネットワーク拡充に乗り出しており、県や高松空港株式会社が増便を求めていた。
県によると、同路線の搭乗者数は年々増加しており、18年度は前年度比9・4%増の6万8357人。香港からの利用が8割強を占め、反政府デモの広がりで香港情勢が緊迫化する中でも好調を維持。4~7月の利用率は91・8%と前年同期(87・7%)を4・1ポイント上回り、8月も現時点では同程度の利用を保っているという。
増便決定を受け、浜田知事は「今回の増便が早期に定着するよう、関係機関と連携・協力しながら、双方向での利用拡大に取り組む」とコメントした。
(四国新聞・2019/08/21掲載)