小豆島の将来をテーマにした演劇公演「トラと呼ばれたサル」が24、25の両日、小豆島町中山の中山農村歌舞伎舞台で開かれる。300年以上の歴史がある伝統の舞台で、オーディションで選ばれた島民らが熱演する。


公演に向け、熱の入った練習を行う出演者ら=小豆島町中山、中山農村歌舞伎舞台


 香川大創造工学部や島内外の有志でつくる「香川大学×小豆島夢プロジェクトチーム」の「演劇でみる小豆島のカタチ」と題した企画。演劇を通して観客に小豆島の将来について考えてもらうのが狙いで、瀬戸内国際芸術祭2019の参加作品として、夏と秋の2部作を上演する。

 今作は島内外の小中高生ら約20人が出演。進路の選択を迫られた女子高生と、つらい過去を背負った男性が出会い、それぞれが一歩を踏み出す物語。脚本は演出家で同大地域コーディネーターの豊永純子が手掛けた。小豆島中央高で生徒から聞き取った進路などの悩みを反映させたという。

 入場料は一般2000円ほか。問い合わせは香川大地域・産学官連携推進グループ、電話087(832)1370。

(四国新聞・2019/08/22掲載)

トラと呼ばれたサル


会場 中山農村歌舞伎舞台(香川県小豆郡小豆島町中山1487 春日神社)
開催期間 8/24~8/25
開演時間 17:00
入場料 一般2000円(前売り1500円) 小中高1000円(前売り・当日とも)
TEL 087-832-1370(香川大地域・産学官連携推進グループ)


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