香川大生らでつくる実行委員会が企画する「第18回わくわくコンサート」が26日、香川県高松市のサンポートホール高松大ホールで開かれる。ソリストにいずれも高松市出身の西本裕矢(ピアノ)と山中香林(バイオリン)を招へい。ショパンのピアノ協奏曲を中心に、その前後の時代の親しみやすい楽曲を取り上げる。


西本裕矢

西本裕矢


山中香林

山中香林


 わくわくコンサートは、演奏会に足を運ぶ機会が少ない子どもや保護者に本格的な音楽を届けようと2007年度にスタート。今回は「旅する芸術家たち」をテーマに、音楽で時代を巡ってもらおうと企画した。
 プログラムは2部構成。1部は山中がソリストを務めるモーツァルトのバイオリン協奏曲第3番をはじめ、メンデルスゾーンの「交響曲第4番イタリア」、グリーグの「ペールギュント組曲」を奏でる。ペールギュントは物語の朗読やイラストの映像とともに披露する。
 注目は2部のショパン「ピアノ協奏曲第1番」で、随所にちりばめられた華麗なピアノパートが聴きどころ。ソリストの西本は第5回高松国際ピアノコンクールで4位入賞し、昨年は米国のショパンピアノコンクールで優勝した実力者。西本は「故郷の香川でこの曲を演奏できてうれしい。感動的な作品の美しさをぜひ楽しんで」と来場を呼びかけている。
 管弦楽はかがわジュニア・フィルハーモニック・オーケストラや、香川大医学部管弦楽団ら県内の音楽団体のメンバーが担当。指揮は小森康弘が務める。
 午後1時開演。演奏後は指揮者になりきる撮影会がある。ロビーでは絵画などの展示も。入場無料。希望者は直接会場へ。問い合わせは実行委、メール〈wakuwaku@kagawa-u.ac.jp〉。

(四国新聞・2025/01/23掲載)


わくわくコンサート



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