ユーフォの魅力に浸って 佐藤采香(高松出身)コンサート ピアノは鉄百合奈(高松出身)
香川県高松市出身のユーフォニアム奏者佐藤采香のコンサートが2月1日、観音寺市観音寺町のハイスタッフホール小ホールで開かれる。全国的に活躍する佐藤が、香川の聴衆に柔らかく響くユーフォニアムの魅力を届ける。
佐藤は高松一高、東京芸大、同大学院を経てスイスのベルン芸術大を修了。2018年には「リエクサ国際コンクール」ユーフォニアム部門で日本人として初めて優勝し、海外からも脚光を浴びた。現在は桐朋学園大音楽部門で特任講師を務め、演奏活動やレッスンも精力的に行っている。
プログラムは、ラフマニノフの「チェロ・ソナタ」より第3・4楽章や、フォーレの「シシリエンヌ」、ショパンの「序奏と華麗なるポロネーズ」など8曲を予定。ユーフォニアムの可能性を模索する佐藤が、チェロ曲や室内楽作品をどう奏でるか注目が集まる。ピアノは17年の日本音楽コンクール2位の鉄百合奈(高松市出身)が務め、過去にも共演経験がある2人の息の合った演奏が楽しめそうだ。
若手音楽家を取り上げる同ホールの活用推進事業の一環。午後2時開演。入場料は一般2千円ほか。問い合わせはハイスタッフホール、電話0875-23-3939。
(四国新聞・2025/01/30掲載)