かがわの老舗 レトロを歩く=おけいちゃん(香川県高松市瀬戸内町)1960年代創業 昼定食900円 ブリの煮付け人気
市場で仕入れたばかりの魚介を使った料理を提供する食堂。脱サラして創業した故人の白井孝さん、由江さん夫婦の後を長女の原本未希子さんが継いだ。
未希子さんによると、創業は1960年代ごろ。映写技師だった孝さんが店の話を持ってきたところ、映画館の事務員だった由江さんが「やるならすぐにやろう」となったのだとか。店名の由来は諸説あるが、未希子さんは「もともとあった店の屋号を両親がそのまま使ったのでは」と話す。
開店準備のため、毎日午前3時に起床。未希子さんの夫の正人さんも調理場に立つ。席を埋めるのは大半が常連客。漁業関係者だけでなく単身赴任者も多い。
「いつも来てくれる人の存在がありがたい」と未希子さん。昼の定食メニューは一律900円。この時季の人気はブリの煮付けで、ご飯とみそ汁、日替わりの小鉢と漬物が付く。
(四国新聞・2025/02/02掲載)
おけいちゃん
所在地 | 香川県高松市瀬戸内町30 |
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営業時間 | 午前6時~午後1時(午前10時~11時は休憩、ご飯がなくなり次第終了) |
定休日 | 水曜、日曜、祝日 |
TEL | 087-835-2955 |