「ランの女王」優雅な香り レオマでカトレア展
華やかさと気品ある姿から「ランの女王」と呼ばれるカトレアの展示会が、香川県丸亀市綾歌町のニューレオマワールドで開かれている。花弁の色や形状は個性にあふれ、来場者は一つ一つを見比べながら優雅な香りも一緒に楽しんでいる。24日まで。
同園では初のカトレア展で、丸亀市川西町の進藤瑞生さん(84)が趣味で育てたものを陳列。入れ替えなどをしながら常時70~100株ほどを展示していく。
進藤さんは、カトレアの豪華さと上品な香りに魅せられ、約40年前から栽培を開始。一般的に開花期間は1カ月程度と短いため、扱う業者や店舗が減少する中、自ら交配に取り組んできた。
展示品は大輪系交配種で、色彩は黄色や紫色をはじめ、白い花弁の中央部分(唇弁(しんべん))が黄や赤紫に色づいたものなど多彩。花弁の形も丸みがあったり、少しねじれたりと変化に富んでいる。また、進藤さんが発見し、生育に成功した2カ月ほどの開花能力を持つ品種も紹介している。
進藤さんは「多くの人に楽しんでもらうとともに、花持ちが長いカトレアがあることを業者さんにも知ってもらう機会になれば」と来場を呼びかけている。
期間中の休園日は4、5、18日。
(四国新聞・2025/02/01掲載)