昭和期の高松のまち並みなどを収めた写真展が、香川県高松市昭和町の市歴史資料館で開かれている。祭りでにぎわう商店街や大勢の市民らを乗せて出港する紫雲丸など、往時の高松の姿を伝える写真を紹介している。26日まで。


昭和期の高松のまち並みなどを紹介した写真展=香川県高松市昭和町、市歴史資料館


 同館では一昨年から、近現代に市内で撮影された人々の暮らしぶりやまちの様子を捉えた写真をデジタル化して保存する活動に取り組んでいる。第1弾は「商店街」をテーマに募り、市民らから写真・動画計158点が寄せられた。
 展示は取り組み成果を広く伝えようと企画。同館ロビーには、アーケードがない時代の丸亀町商店街や、祭りで大勢の踊り子らが集う兵庫町商店街などの写真13点を掲示している。四国の玄関口として活気づく高松港の鉄道桟橋や県営桟橋付近を写したもの、屋島ドライブウェイ(現・屋島スカイウェイ)の建設工事の様子を捉えたものもある。
 同館では現在、「ハレの日」をテーマに、明治~昭和期に市内で撮影された写真を募集している。問い合わせは高松市歴史資料館、電話087-861-4520。

(四国新聞・2025/03/20掲載)



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