香川県園芸総合センター(香川県高松市香南町)が「さぬきフラワーガーデン」にリニューアルされ、21日にオープン式典が開かれた。本館前に高さ5メートルのフラワータワーを設け、四季折々の花が楽しめる園内の遊歩道をバリアフリー化。花と緑に触れ合う憩いと学びをコンセプトに新たなにぎわい拠点へ生まれ変わった。


「さぬきフラワーガーデン」のシンボルとなるフラワータワー=高松市香南町

「さぬきフラワーガーデン」のシンボルとなるフラワータワー=高松市香南町


 同センターは1987年度に開設された花きの研究施設。園内はこれまでも一般開放されてきたが、県が本年度から県立公園などで取り組む一斉リニューアルの一環で、より魅力的な集客施設となるよう初めて大規模な改修を実施した。
 リニューアルシンボルのフラワータワー側面に、現在は6色のビオラ約1千鉢が取り付けられており、今後も季節に合った花々を立体的に装飾する。園内の「梅のガーデン」や「しだれ桜・ロウバイの丘」などを巡る遊歩道はバリアフリー化し、歩きやすく、車いすやベビーカーでも気軽に楽しめるようにした。
 式典では池田豊人知事が「花は人の気持ちに安らぎを与える。今後も整備を進め、また来たいと思ってもらえる場所にしたい」とあいさつ。関係者がテープカットで刷新を祝福した。
 県オリジナルのカーネーションから名付けた公式キャラクター「ミニティアラちゃん」も誕生。デザインしたクレヨン画家うにのれおなさんは「華やかな雰囲気になった。県民はもちろん、観光客にも立ち寄ってもらえる施設になってほしい」と期待を寄せた。
 入園無料。開園時間は午前9時~午後4時。

(四国新聞・2025/03/22掲載)



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