小豆島に春の彩り 常光寺 ジョウコウジザクラ見頃
香川県小豆島町苗羽の小豆島霊場8番札所・常光寺(大林実温住職)で地元住民やお遍路さんから「ジョウコウジザクラ」として親しまれている早咲きの桜が見頃を迎えている。青空の下、柔らかな日差しを受けて淡いピンク色の花が輝き、境内には春本番の雰囲気が漂っている。
境内には、2015年に移植した若木3本を含めて計5本のジョウコウジザクラがある。ソメイヨシノによく似ているが、花形が大きくて色がやや薄く、島内の植物研究家らが調査したが、品種は特定できていない。
同寺によると、今年は1、2月の冷え込みが厳しく、開花は例年と比べて2週間余り遅い今月11日。徐々に咲き始めたが、日中の気温が上がらずに五分咲き程度でとどまっていた。22日になって気温が上がったことで、一気に花が開いたという。今月末ごろまで楽しめる見通し。
(四国新聞・2025/03/25掲載)