香川県高松市東植田町の公渕森林公園で28日、初めての桜の夜間ライトアップが始まった。管理事務所前から芝生広場までは桜並木が500メートルほど続き、淡いピンク色のトンネルが来園者を出迎える。この日は時折雨が降るあいにくの天気だったが、訪れた家族連れらは近くで眺めたり、写真を撮ったりして夜を彩る桜の花を思い思いに堪能した。4月6日まで。


ライトアップされた桜を楽しむ人たち。淡い照明に照らされた桜が春の夜を彩った=香川県高松市東植田町、公渕森林公園

ライトアップされた桜を楽しむ人たち。淡い照明に照らされた桜が春の夜を彩った=香川県高松市東植田町、公渕森林公園


 香川県が本年度行う同園のリニューアル事業の一環。園のにぎわいづくりにつなげようと、初めて企画した。同市の桜(ソメイヨシノ)は26日に開花したばかりで、同園では約160基の灯具を使い、公渕池沿いや芝生広場などの約200本を照らす。
 圧巻の桜並木が人気のメインストリートでは、道なりに飾り付けたちょうちんにも明かりがつき、幻想的な雰囲気を演出。咲き始めたチューリップと桜のかれんな共演が楽しめる園内西側のチューリップ花壇も見どころの一つ。
 県森林・林業政策課によると、28日現在、園内のソメイヨシノは三分咲きで、見頃は4月初めの見込み。同課は「今まで昼に来ていた人も夜桜の美しさを味わってほしい。満開になっていく様子をぜひ楽しんで」としている。

(四国新聞・2025/03/29掲載)


公渕森林公園



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