自然の中でテノールを 藤原歌劇団、地元声楽家と共演 5月17日・さぬき市
藤原歌劇団が地元声楽家と共演するコンサート「藤原歌劇団テノールの響宴」が5月17日、香川県さぬき市鴨庄の市野外音楽広場テアトロンで開かれる。7人全員がテノールという構成。瀬戸内海をバックにしたステージで研ぎ澄まされた歌声を響かせる。
同コンサートは11回目。過去10回はすべて東京で行っており、今回は香川の声楽家の協力で実現した。
同歌劇団の出演者は、1988年にデビューした角田和弘をはじめ、勝又康介、沢崎一了、平尾啓の4人。地元声楽家は若井健司と越智慎悟、米田優の3人が名を連ねる。プログラムは2部構成で、前半は歌劇「トスカ」より「星は光りぬ」や「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」といったアリアを、後半はカンツォーネを取り上げる。ピアノは図子史子(さぬき市在住)ら。
香川での開催は、昨年角田がテアトロンを訪れ、瀬戸内の風景に感動したことがきっかけ。角田は「会場はまるで欧州の野外劇場のよう。地中海を思わせる瀬戸内海の自然の中で、テノールの高音を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
入場料は4千円、小中高生は無料。問い合わせは実行委の米田、電話090-4976-8889。
第11回 藤原歌劇団 テノールの響宴(JOF 公益財団法人日本オペラ振興会)