バロックの魅力満載 巨匠の音楽掘り下げ コレギウム・ムジクム演奏会 6日・高松
バロック音楽の魅力を伝える「コレギウム・ムジクム高松」(代表・大山晃)の第29回目の演奏会が6日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。今回はバッハを敬愛したシューマンとブラームスの作品や、長年取り組む教会カンタータを取り上げる。
コレギウム・ムジクム高松は県内の音楽家らが1994年に設立。これまで約200曲あるバッハの教会カンタータのうち3分の1を取り上げてきた。
プログラムは5曲。前半はシューマン晩年の秘曲とされる「ライン酒の歌」による祝典序曲を披露。大山は「厳かな序奏からの広がりを楽しんでほしい」と語る。このほかブラームス「哀悼の歌」なども聴かせる。
後半はバッハのカンタータ168番と105番を届ける。特に105番は、ロマン派の時代に広く親しまれていたという。大山は「バッハが音楽家に与えてきた影響の大きさを改めて感じてもらえれば」と話している。
出演人数は約60人。指揮は大山、コンサートマスターを福崎至佐子、ピアノは岡本純怜が務める。声楽ソリストは本田矛佳子、宮本早苗(以上ソプラノ)、岡本久美子(アルト)、綾智成、越智慎悟、岩井健司(以上テノール)、牛野亮介、河口教昌(以上バス)。
午後2時開演。入場料は2千円。問い合わせは大山、電話090-9454-9932。
(四国新聞・2025/04/03掲載)