花火30分6000発に拡大 高松まつり要綱案 8月12~14日 護岸に初の有料観覧席
高松市は11日、「第58回さぬき高松まつり」(市、高松まつり振興会主催、四国新聞社、西日本放送など協賛)の開催要綱案を発表した。日程は例年通り8月12~14日の3日間。13日に行われる恒例の花火大会は15分間4千発だった昨年より規模を拡大し、30分間6千発とし、今回初めて護岸に有料観覧席を設ける。4月17日の同振興会役員会で正式決定する。
市によると、花火大会は13日午後8時15分に開始。サンポート高松周辺のほかに、玉藻公園北側の国道30号「水城通り」約300メートルの区間を歩行者専用道路として観覧場所に指定する。サンポートの「せとシーパレット」では、初めて有料観覧席約2千席(4万5千円~5千円)を設ける。音楽と共に打ち上げる「音楽花火」の演出もある。打ち上げ場所は昨年と同じ高松港玉藻防波堤となる。
まつりは12日午後5時に市中央公園で開幕。総おどりは14日午後5時半から同公園メインステージで行う「自由連」の演舞でスタートする。中央通りでは同7時(予定)から「一元放送連」がまつりのテーマ曲に合わせて踊り歩く。今回も優れたパフォーマンスを見せた踊り連を表彰する「総おどりAWARD」を審査員とインターネットによる一般投票で選考する。市では昨年並みの約40連の参加を見込んでいる。
同公園で開催する「お祭り広場」のイベントや日程は現在調整中。新たな試みとして、高松丸亀町商店街壱番街前ドーム広場にやぐらを組んで「一合まいた」を踊る盆踊りを協賛行事として予定している。
高松まつりは1964年にスタート。昨年の人出は3日間で計約44万人(主催者調べ)だった。
(四国新聞・2025/04/12掲載)