香川県木田郡三木町の手袋メーカー・レガンが、高松市の栗林公園内にあるかがわ物産館「栗林庵」でイノシシやシカの革を活用したレザー製品の展示販売会を開いている。日用雑貨のほか、素朴な風合いを生かしたキャンプ用品が多数そろい、ジビエレザーの魅力をアピールしている。22日まで。


レガンが手がけたジビエレザー製品が並ぶ展示販売会=香川県高松市、かがわ物産館「栗林庵」

レガンが手がけたジビエレザー製品が並ぶ展示販売会=香川県高松市、かがわ物産館「栗林庵」


 同社は、本来は廃棄される害獣の皮の活用方法として、2021年ごろにジビエレザー製品の構想を始め、22年ごろから雑貨を販売。現在は自社ブランド「RUFFIAN(ラフィアン)」を立ち上げ、10~15種類ほどの製品を展開している。
 今回はペンケースやコインケースなどの日用雑貨に加え、ランタンシェードやペグ(テントを張るためのロープを固定する道具)用ケースといったキャンプに役立つグッズ、イノシシ1頭分の革など、バラエティー豊かなアイテムが並ぶ。スポーツ手袋のトップメーカーとして長年培ってきた技術を生かした製品はどれも完成度が高く、来園者はじっくりと見入っている。
 会場では、自社の別ブランド「941(ナインフォーワン)」のゴルフ用手袋も販売。価格はジビエレザー製品が500~1万5千円、合皮手袋が1600~4千円。
 同社の砂川泰三社長は「『命を使い切る』をコンセプトに、ジビエレザーを活用している。ここに来て命の大切さを感じ、ぜひ手に取ってもらえたら」と話している。

(四国新聞・2025/04/17掲載)


株式会社レガン


栗林庵



関連情報