世界の打楽器共鳴 パーカッション土取(多度津出身)アンサンブル 29日、高松で公演
国際的に活躍する音楽家の土取利行(多度津町出身)が率いるパーカッションアンサンブル「スパイラルアームズ」のコンサートが29日、栗林公園内の商工奨励館北館ホール(香川県高松市栗林町)で開かれる。日本やインドなどの多彩な打楽器がステージで共演。世界の音楽を体感してきた土取が独自のサウンドを響かせる。
スパイラルアームズは、土取が1990年代に活動していたアンサンブルで、メンバーを入れ替えて再結成した。現在はインドの打楽器ムリダンガム奏者・竹原幸一と神楽太鼓奏者・石坂亥士の3人で構成。グループ名はパーカッション奏者の腕がらせん状に見えることなどに由来する。コンサートは再結成後の初のツアーとして名古屋市や大阪府でも開催した。
演奏は即興が中心。土取はアジア・アフリカの多彩な打楽器に加え、三味線や笛、歌も披露する。3人の音色が共鳴し、パーカッションの枠を超えた独創的な音楽空間となりそうだ。
午後2時開演。入場料は当日5千円、前売り4千円(入園料込み)。問い合わせはSOUND STONE CIRCLE、電話090-4503-0524。
(四国新聞・2025/04/24掲載)