師弟で幅広い時代の歌 漆原美紀(ソプラノ)と奈尾栞里(同) 9日・高松でコンサート
綾川町の漆原美紀と、門下生で高松市の奈尾栞里(いずれもソプラノ歌手)のジョイントコンサートが9日、同市のサンポートホール高松で開かれる。師弟で幅広い時代のオペラのアリアや日本歌曲を歌う、聴き応えのある構成だ。
漆原は坂出高で後進を指導する傍ら、四国二期会の会員として国内外の公演に出演。コンサートは門下生に舞台経験を積んでもらう「グループ奏楽シリーズ」として実施する。奈尾は同高を経て東京芸大を3月に卒業、県内のコンクールで入賞を重ねるなど今後の活躍が期待されている。
プログラムは、高音の扱いが巧みな奈尾と円熟した声質の漆原の持ち味が生きる曲を集めた。モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」で幕開けし、中田喜直作曲「さくら横ちょう」など日本歌曲を披露。奈尾が演技付きで歌うオッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」より「オリンピアのアリア」のほか、4人の作曲家による「アヴェ・マリア」なども取り上げる。
アリアは古典派からロマン派までの多彩なラインアップ。漆原は「時代ごとに異なる音域などを聴き比べてほしい」と話している。ピアノは秋山由加理、フルートは田所博。
午後7時開演。会場は第1小ホール。入場料は全席自由で2千円。問い合わせは漆原、電話090(1009)7592。
(四国新聞・2019/09/05掲載)
漆原美紀 奈尾栞里ジョイントコンサート
開催地 | サンポートホール高松 第1小ホール |
---|---|
開催日 | 2019/09/08 |
開演時間 | 19:00(18:30開場) |
問い合わせ | グループ奏楽 090-1009-7592 |