瀬戸フィル定期演奏会　映画音楽の世界いざなう　高松・８日

　瀬戸フィルハーモニー交響楽団の第３１回定期演奏会が８日、香川県高松市のサンポートホール高松大ホールで開かれる。「シネマティックセレクション」と題して米国の映画音楽を取り上げ、観客をダイナミックでロマンあふれる映画の世界へいざなう。

昨年９月に行われた瀬戸フィルの定期演奏会から

　誰もが聴いたことのある映画音楽を通じて、クラシックやオーケストラに親しみを持ってもらおうと企画。ハリウッドの映画音楽に大きな影響を及ぼしたＲ・シュトラウスやコルンゴルドらを取り上げるほか、バーンスタインが手掛けた「ウエスト・サイド物語」による組曲「シンフォニック・ダンス」を紹介する。

　最後にはジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ組曲」からメイン・タイトルやヨーダのテーマなど全５曲を演奏。スター・ウォーズの世界観をつくり上げる一端となった名曲が大編成のオーケストラでよみがえる。

　指揮は東京ユニバーサルフィル常任指揮者の松岡究。バイオリンに北海道出身の佐藤まどかを迎える。編成は約８０人。

　午後２時開演。入場料はＳ席４千円ほか。５日午後６時３０分からはサンポートホール高松７階第３リハーサル室で、松岡が公演の聴きどころを解説する「シネマティックトーク」も開く（５００円。定演のチケット購入者は無料）。

　問い合わせは瀬戸フィル事務局、電話０８７（８２２）５５４０。

（四国新聞・2019/09/05掲載）

瀬戸フィルハーモニー交響楽団　第３１回定期演奏会