ニュース NEW
ホタル舞う、初夏の訪れ 高松・亀水川周辺
香川県高松市亀水町の亀水川周辺で、初夏の訪れを告げるホタルが早くも舞い始めた。夜になると淡い黄緑色の複数の光が円を描くように飛び交っている。
同町でホタルを育成保護し、県内各地で幼虫を放流している高橋泰雄さん(82)が今年も3月中旬、同所に幼虫を500匹ほど放した。気温などの成育条件が良いためか、5月上旬には2匹ほどが既に飛んでいたという。
亀水川は、水田の横を流れている。薄暮になると川沿いに茂る草の中で小さな光が点滅し始め、辺りが暗くなると水面に沿うように幻想的な光の乱舞が空中で繰り広げられ、癒やしの世界を演出している。
高橋さんによると、よく晴れて、夏日以上の気温が続くと、さらにホタルの数が増えるという。ホタルの舞いは5月末ごろまで見られる見込み。
(四国新聞・2025/05/15掲載)