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瀬戸内海とバラ競演 土庄のホテル １０００株優美に
香川県小豆郡土庄町屋形崎のホテルの庭園で、ピンクや黄色、オレンジなど柔らかな色合いのバラが見頃を迎えている。瀬戸内海を背景に、さまざまな形や色合いの花が風に揺れる様子や庭園に漂う優美な香りが、訪れた観光客や地元住民を楽しませている。
瀬戸内海を背景に色とりどりに咲いたバラを楽しむ来園者＝香川県小豆郡土庄町屋形崎
庭園は、花卉（かき）栽培に力を入れるオリビアン小豆島夕陽ケ丘ホテルが、2022年にバラ園を中心に整備を開始。同ホテルと縁が深い東京農大の協力も得て、斜面を生かしたレイアウトと苗の育成、土壌改良を続けている。現在は2500平方メートル余りで、四季咲きのイングリッシュローズなど約1千株を栽培している。
高台から見下ろす海には船がゆっくりと行き交い、野山からは野鳥のさえずりが聞こえる。近くの芝生広場には4月末に新たなフォトスポットを整備した。担当者は「庭園を散策して、美しい色合いと穏やかな風景を堪能してほしい」と話している。
花の見頃は6月初旬ごろまでの見通し。見学は日没まで。無料。問い合わせは同ホテル〈0879-65-2311〉。
（四国新聞・2025/05/20掲載）