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シャーレーポピー、赤々と まんのう公園で見頃
香川県仲多度郡まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で、シャーレーポピーの花が見頃を迎えている。赤やピンクの鮮やかな花を咲かせ、来園者の目を引きつけている。
シャーレーポピーはヨーロッパ原産のヒナゲシの園芸品種で、「虞美人草」との別名もある。中国の武将・項羽と劉邦の最後の戦いの際、項羽に愛された虞美人が自害し、その墓に赤く美しい花が咲いたとの伝説に由来している。
同公園の「青竜の谷」の水路沿いには、約8千本を植栽。細長い茎の先に、和紙でできたような薄い花びらの花を咲かせ、初夏の風に揺らいでいる。近くには落差9メートルの人工滝「昇竜の滝」もあり、涼しげな水音を響かせている。
来園者らは、花の写真を撮ったり滝を眺めたりと、思い思いに満喫。パートナーと訪れた高松市の女性(32)は「ポピーの花を見に来た。期待通りきれいだった」と満足そうに話した。
見頃は今月いっぱい。月内無休。問い合わせは同公園〈0877-79-1700〉。
(四国新聞・2025/05/20掲載)