東京を拠点に活躍するバス・バリトン歌手、村山岳(多度津町出身)の50歳を記念した独奏会が25日、香川県高松市のサンポートホール高松で開かれる。「私には愛する歌があるから」と題し、本格的なクラシックや日本の歌を選曲。古里・香川への感謝を込めて研ぎ澄まされた歌声を披露する。


村山岳

村山岳


 村山は高松一高音楽科を経て東京芸大卒。オペラ音楽をはじめ、CMソングやゲーム音楽の挿入歌などを手がけ、近年はバレエやダンスの演奏でも活躍している。今回の公演について「香川は高校3年まで過ごした古里。節目の年にリサイタルを開催できることは感慨深い」と明かす。
 独奏会は2部構成で「クラシックの良さと日本語の美しさに浸ってほしい」と選曲。1部はヘンデルやモーツァルト、ベルディらのオペラ曲を、2部は滝廉太郎の「荒城の月」や成田為三の「浜辺の歌」など日本歌曲を取り上げる。村山のトークとともに進行する親しみやすいステージとなりそうだ。ピアノは高松市の藤川孝子。
 第1小ホールで午後2時開演。入場料は一般3千円で、中学生以下は保護者同伴の場合は無料。問い合わせはTAKESHIMUSIC、メール〈takeshi.music@hotmail.co.jp〉。

(四国新聞・2025/05/22掲載)



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