ぶらり　かがわの道の駅＝瀬戸大橋記念公園（香川県坂出市）家族で楽しめる“第１号”

　1988年、瀬戸大橋開通の年に開かれた記念博覧会。その跡地を整備した瀬戸大橋記念公園は、県内の道の駅第1号として94年に登録された。

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緑美しい公園に巨大な彫刻作品

　10・2ヘクタールの広大な公園の入り口を進むと、まず目を引くのがメインプロムナード「水の回廊」。瀬戸大橋をかたどった噴水が一定時間になると噴き出し、夏には水遊びをする子どもたちの歓声に包まれる。大型遊具もあり、芝生広場も含めて天気のいい日には大勢の家族連れがくつろぎの時間を過ごしている。
　高松の栗林公園に対し、瀬戸内海を背景に作られた庭園は「浜栗林」と名前が付けられている。「どだま獅子」や「鬼屏風（びょうぶ）」など、彫刻家・故流政之さんの大型作品を設置。瀬戸内国際芸術祭2025の春会期では近くの瀬居島などが会場になったこともあり、多くの観光客が訪れた。ほかに国内最大級の木造ドーム「マリンドーム」がある。

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雨の日も遊べる段ボールの遊具

　かつてのパビリオンを生かした瀬戸大橋記念館では、橋にまつわる歴史と技術を模型と映像で紹介。「ブリッジシアター」では、県内や坂出市の見どころを紹介する番組やプラネタリウム番組など多彩なプログラムも上演している。UFOや動物の形をした段ボール遊具もあり、小さな子どもが雨の日でも体を動かして遊べるとして人気がある。いずれも無料で楽しめる。
　土日や祝日には展望談話室で「香川大学さかいで沙弥島プロジェクト」のメンバーがカフェを運営。小原紅早生（おばらべにわせ）や和三盆といった地元産品を取り入れた飲食物を提供し新たな魅力となっている。地元坂出一高食物科の料理研究部の生徒による「高校生レストラン」（不定期開催）もファンが多い。

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（四国新聞・2025/06/15掲載）

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瀬戸大橋記念公園

瀬戸大橋記念公園

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