元宝塚歌劇団員と公募で選ばれた市民が共演する「高松ジェンヌコンサート レビュー&ショー」が28、29の両日、香川県高松市のサンポートホール高松第1小ホールで開かれる。元団員の秋路しのぶらとともに、きらびやかな宝塚の世界観を創り出す。アーツフェスタたかまつ2025の主催事業。


昨年の公演の様子


 同コンサート実行委員長でソプラノ歌手の杉ノ内柚樹が、元男役トップスターのえまおゆうと共演したのを機に、19年から「高松ジェンヌ」の活動をスタート。同フェスタへの参加は3回目で、今回は秋路や杉ノ内ら約10人のほか、オーディションで選ばれた小学生から80代の26人が出演する。
 今回は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌」、「クレイジー・フォー・ユー」より「アイ・ガット・リズム」、同劇団の愛唱歌「すみれの花咲く頃」などを、生演奏に合わせて歌とダンスでパフォーマンスする。宝塚の象徴でもある大階段のセットや息の合ったラインダンスやタップダンスなども見どころ。
 杉ノ内は「経験の有無にかかわらず市民らが全員で作り上げたステージを楽しんでほしい」と呼びかけている。
 ほかの出演者は次の通り。(敬称略)
 松岡映里(ダンス)、米田優(テノール)、越智慎悟(同)、細川千津代(電子オルガン)、青柳妃姫(バイオリン)、西村葉子(同)。
 開演時間は28日が午後7時、29日が午前10時半と午後2時(28日、29日午後2時公演は残りわずか)。入場料は一般3500円(前売り3000円)ほか。問い合わせは杉ノ内、電話090-4336-4161。

(四国新聞・2025/06/26掲載)



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