文芸講座 文学の多彩な知見学ぶ 菊池寛記念館
さまざまな角度から文学を学ぶ本年度の菊池寛記念館文芸講座が、8月2日から香川県高松市片原町の市生涯学習センターまなびCANで開かれる。来年3月まで計8回の講座を予定し、県内外の研究者らから古典や小説など多彩な知見を学び、文学への理解を深めてもらう。
講座は菊池寛を顕彰するとともに地域文芸の振興を図ろうと、市と菊池寛顕彰会が毎年開催。今回は8人の講師が登壇する。
このうち、四国大文学部書道文化学科の太田剛教授は、2014年に寛の旧宅から発見された古文書「菊池家文書」について話す。文書を通じて分かった江戸時代の菊池家や関係者の歴史を解説する。翻訳家の平野キャシーさんは児童文学を訳す難しさや面白さ、翻訳のプロセスを紹介する。
開講日と各回の内容、講師は別表の通り。いずれも午後1時半から。定員は先着60人で、希望者は直接会場へ。受講無料。問い合わせは同館、電話087-861-4502。
(四国新聞・2025/06/30掲載)