幻想的な光、音楽を添え　きょうから「香風園」観月会　坂出

　中秋の名月（今年は１３日）に合わせ、坂出市本町の市指定文化財「香風園」で１１日から、恒例の観月会が催される。１５日までの毎夜、回遊式庭園などをライトアップして地元作家のアート作品とともに幻想的な空間を演出。邦楽やピアノ三重奏などの日替わり演奏会も楽しめる。

１１日開幕する観月会を前にライトアップされた香風園＝坂出市本町

　香風園の観月会は、同園を改修した２００１年から市観光協会が毎年開催している。今年も期間中は開園時間の午後６時から同８時半まで、園内の時雨（じう）亭や翠松閣（すいしょうかく）などを中心にライトアップ。市内在住の彫刻作家さとうゆうじさんの作品「もんけいのあかり」を入り口などに展示する。

　演奏会は午後７時から同８時まで（１２日は午後６時半から同７時２０分）。１１日は翠松閣２階をステージに見立て、トリオ・ルーナがピアノ三重奏を披露。１２日は東芝生広場で坂出高吹奏楽部が演奏する。１３日は今藤長由利さんらによる邦楽演奏会、１４日は「ＴＡＮＴ＋II」のジャズコンサート、１５日は坂出三曲協会の邦楽演奏会が西芝生広場で開かれる。

　入園無料。雨天時、演奏会は西隣の市民ふれあい会館で行う（吹奏楽は中止）。問い合わせは市観光協会〈０８７７（３５）８４２８〉。

香風園