邦楽アンサンブルMAHOROBA(まほろば)による「TAMAKUSHIGE(玉匣(たまくしげ))~珠玉の作品たち~」(四国新聞社共催)が8月3日、香川県高松市のサンポートホール高松大ホールで開かれる。“洗練された音”を追求する和楽器集団による、現代と伝統が融合した魅力あふれるパフォーマンスが繰り広げられる。



 2020年に結成。「まほろば」は「住みやすい、心地よいところ」という意味の大和言葉で、監修・指導を仰ぐ三味線演奏家の本條秀太郎さんによって命名された。
 メンバーは本條秀慈郎(三味線・胡弓)、本條秀英二(三味線・胡弓)、川村葵山(尺八)、木村麻耶(箏(そう)・二十五絃箏)、吉澤延隆(箏・十七絃箏)、堅田喜三郎(邦楽囃子(はやし))の国内外で活躍する6人で編成。
 今ステージでは「俚奏楽『花の風雅』」をはじめ、「連作交響詩『我が祖国』より『モルダウ』」「hakanai」など、結成時から大切にしてきたレパートリーを披露。
 多様な伝統和楽器が重なり合い、雄大に響き合う和の音色。そこから生み出された「心地よい」空間は、年齢を問わず楽しめる内容となっている。また賛助出演に望月左太晃郎(邦楽囃子)を迎え、より深みのある演奏が期待できる。
 公演は瀬戸内国際芸術祭2025の連携事業「くるりアートかがわ」に採択されている。
 開演は午後2時(開場は同1時30分)。入場料は一般2800円ほか。問い合わせはサンポートホール高松、電話087-825-5010。

(四国新聞・2025/07/10掲載)



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