ニュース NEW
絵本のような舞台楽しんで 音楽集団「ロバの音楽座」公演 20日・高松
中世・ルネサンス時代の古楽器やオリジナルの空想楽器で「音と遊びの世界」を創造する音楽集団「ロバの音楽座」による「ワークショップ&コンサート」(四国新聞社共催)が20日、香川県高松市のサンポートホール高松第1小ホールで開かれる。古楽器によって心温まるステージに仕立て、子どもも大人も楽しめる「絵本」の世界を創り上げる。その魅力をリーダーの松本雅隆さんに聞いた。
―中世の古楽器や空想楽器を取り入れている。
子どもは素朴な「古楽器」の音色をとても心地良く受け止めてくれている。見たこともない楽器がいっぱいあって、絵本の世界の中に飛び込んだような気分なのかもしれない。
―今回のプログラムは。
プログラムには子どもが知っている曲は1曲もない。大人はそれを心配するが、何の問題もない。自由な想像力を持っている子どもたちにとって、この「古楽器と空想楽器」=「古いと新しい」の化学反応が彼らの喜びを高めるのだと思う。
―オリジナルの楽曲が多い。
言葉遊びのような、ちょっと意味不明だけど、愉快でいろんなことが想像できて、夢がわいてくるような曲を創りたいと思っている。自然を題材にした曲も多い。
―コンサートの前に空想楽器のワークショップを実施するのは。
テーマの一つ「何でも楽器になるよ」ということを、子どもらと共有したかった。自分で作った楽器で合奏する達成感は、新しい音楽の扉を開くことができる。
―今後の活動について。
もっともっとたくさんの人たちに、ロバの音楽座の素朴で温もりのあるサウンドを届けたいと思っている。
―県民に呼びかけたいことは。
子どもからお年寄りまで楽しめるコンサート。ロバの音楽座の音楽を聴くと、きっと温かい夢を見ることができますよ。
※コンサートの開演は午後1時半(開場は同1時)。入場料はおとな2500円ほか。問い合わせはサンポートホール高松、電話087-825-5010。
(四国新聞・2025/07/11掲載)