四国水族館(香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁)は新たに、専用端末を使った館内探検型ゲーム「サカナクエスト」を導入した。AI(人工知能)システムを利用し、館内の生き物のクイズや謎解きに挑戦してもらいながら、その生態や豆知識を学べる内容。夏休みに入った19日に始まり、家族連れらが早速楽しんでいる。


専用端末を持って館内探検ゲーム「サカナクエスト」を楽しむ子どもたち=宇多津町浜一番丁、四国水族館


 ゲームは、海中探検隊の新米探検生となり、同館に潜む「未知のサカナ」を調査するというストーリー。タブレット端末に同館内の「太平洋」「瀬戸内」「深海」エリアにいる海生生物のシルエットが示され、カメラ機能でその生物を探し当てた後、タブレットに出てくる関連クイズに答えて未知のサカナ解明の手がかりを集めていく。
 難易度が「見習い」「物知り」「博士」の3種類あり、それぞれ約10種類のシルエットがランダムで示される。シルエットだけで探すのは簡単でなく、見習いに挑んだ京都府の小学3年生武下真規子さん(8)は「形が似ている魚がいて、めちゃくちゃ難しい。でもそれが面白い」と夢中で館内を回っていた。
 利用料は端末1台当たり660円。プレー時間の目安は30分~1時間程度。本館棟1階で端末を貸し出し、クリアすればステッカーを贈る。同館は「遊びながら四国水族館の生き物のことも学べる。夏休みにぜひ挑戦してみてほしい」としている。

(四国新聞・2025/07/22掲載)



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