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60回目の夏、熱く華やぐ さかいで大橋まつり、きょう開幕
真夏の坂出をさらに熱くする「第60回記念さかいで大橋まつり」(坂出まつり協賛会主催)が2日、香川県坂出市元町のJR坂出駅前ハナミズキ広場などを会場に幕を開ける。華やかな音楽で盛り上げる「瀬戸大橋パレード」や約2700人が華麗に舞う「総おどり」、熱気と迫力にあふれた「太鼓台競演」など、見どころは満載。最終11日の「海上花火大会」は4千発の大輪が夜空を焦がし、フィナーレを飾る。
太鼓台競演
1986年から続く目玉行事。市内の各地域から高さ約5メートル、重さ2トン超で金糸の美しい太鼓台10台が参加。このうち、東梶太鼓台は初回から連続の35回目、男意氣、鳥若の両太鼓台は節目の30回目となる。台がぶつかり合う「かき比べ」や寄り合う「寄せがき」、クライマックスの「一斉かき上げ」と迫力は満点だ。
瀬戸大橋パレード
まつりの開幕を告げる瀬戸大橋パレードには10団体が出場。第2代坂出かけはし大使を先頭に、市内4中学校の吹奏楽部や県警音楽隊などが、市民ホール(京町)からハナミズキ広場へと楽しげな曲を奏でながら行進する。市消防本部の新しいこども消防車も登場。
おどり1部2部
おどりは2部構成。1部の自由連は12団体の計約280人が出場し、激しいダンスやよさこい、フラダンスなどを披露する。29団体の約2700人が参加する2部の総おどりは、軽快な「坂出小唄」のリズムに乗り、個性豊かな衣装や振り付けで舞い踊る。
土曜デー
まつりの協賛事業。坂出商店街で金魚すくいや輪投げ、射的などのレトロゲーム、レコード販売会、キッチンカーや屋台の出店などがあり、縁日の雰囲気を満喫できる。開催に先がけて午後4時から、市内のうどん店・日の出製麺所が限定200食を販売する。
夜空彩る特大花火
まつりを締めくくるのはライトアップした瀬戸大橋を背景に開催される海上花火大会。坂出港を打ち上げ場に、午後8時から30分間にわたって、約4千発の花火が坂出の夜空を彩る。
5部構成で、1、3、5部は音楽やレーザー光線とのコラボレーションが楽しめる。フィナーレを飾る5部は県内最大級という10号玉を圧巻の10連発。全幅約250メートル、最高到達点450メートル超の「大空中ナイアガラ」で華々しく閉幕する。
交通規制、熱中症に注意!!
2、3、11日はそれぞれの開催場所近辺で車両の交通規制が行われる。実施は2日が午後4時40分~同8時半、3日が午後6時~同9時、11日が午後6時~同9時半。海上花火大会は大混雑が予想され、さぬき浜街道の両景橋は午後7時20分~同8時半、歩道通行を禁止する。11日は市内15カ所に無料の臨時駐車場を開く。
このほか、熱中症対策として、坂出駅構内「かもめの広場」を2、3日、市民ホールを2日にクーリングシェルターとして開放。瀬戸大橋パレードの開始は例年より40分遅らせ、総おどりは40分短縮する。
(四国新聞・2025/08/02掲載)