子どもの頃からある日、無性に欲しくなる食べ物がある。カレーだ。きょうはそんな気分の日。ライスもいいが、麺も捨てがたい。できれば両方を一度に堪能したい…。昼メシ後の高松市中心部での取材を考えると行き先はここか。


スパイスの利いたルーと平打ち麺の相性は抜群。浅野選手が好物という唐揚げも魅力だ

スパイスの利いたルーと平打ち麺の相性は抜群。浅野選手が好物という唐揚げも魅力だ


 プロ野球巨人の浅野翔吾選手が少年時代に通っていたという支那そば「えびす屋」(高松市屋島西町)。時間は午後1時過ぎ。客がひく頃かと思いきやカウンター、テーブル、小上がりの座敷はほぼ満席だ。
 空いている席に座り、壁のメニューをちら見。浅野選手が好物という若鶏の唐揚げ定食が気になったが、心に決めていた小ライス付きカレーラーメン(800円)を注文。麺は細麺もあるが、平打ちを選んだ。
 まずは麺から。スパイスの利いたルーとの相性は抜群。エノキにシメジ、ナスなど具だくさんで、何よりうれしいのが唐揚げ3個がルーの中に入っていること。この唐揚げのしっとり感は癖になる。
 締めのライスへ。同じ料理を頼んだ隣の男性も締めのタイミング。おっ、残ったルーにどかっとライスを投入するタイプの人か。そう、これがいい。私も一粒残さず投入し一気に完食だ。目的達成。
 力が湧いてきた。さあ取材に行こうか。



(四国新聞・2025/08/08掲載)

支那そば えびす屋


所在地 香川県高松市屋島西町2484−18
営業時間 11:00~14:00
定休日 日曜
TEL 087-843-8828


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