瀬戸内国際芸術祭の秋会期(3日~11月9日)に合わせ、瀬戸内国際芸術祭実行委は10月4日、香川県小豆郡小豆島町福田の瀬戸内アジアギャラリー(旧福田小学校)で「葺田(ふきた)マルシェ」を開催する。島内の飲食店による地元食材を使った創作料理などの出店があるほか、東讃地域から獅子舞や太鼓の団体を招いて演舞を行い、まちを盛り上げる。

 葺田は周辺の古い地名。旧福田小は、2013年に文化交流拠点「福武ハウス」にリニューアル。今春からアジア各地のアーティストとの協働による展示やワークショップを推進する瀬戸内アジアギャラリーに名称を改め、再スタートを切った。同ギャラリーでは瀬戸芸秋会期に新作が公開される。
 会場では地元の人気飲食店が、地ビールやカレー、焼きそば、ルーローハン、韓国冷麺、おでんなど多彩な料理を販売。小豆島産の石を使ったアクセサリーを作るワークショップが開かれるほか、大学生によるアカペラライブ、さぬき市の中組獅子保存会や東かがわ市の横内八幡太鼓保存会による演舞が披露される。閉会時の午後4時ごろには、もち投げも予定している。
 入場無料。問い合わせは小豆島町企画財政課〈0879-82-7000〉。

(四国新聞・2025/10/03掲載)


葺田マルシェ(瀬戸内国際芸術祭2025)



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